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ACROSEEDグループ・業務活動レポート

International Marriage(さまざまな国際結婚)

MIYAGAWAです。
このブログをご覧になってお電話をいただくこともあり、大変うれしく思います。

国際結婚のお話が多いので乗っかります。



国際結婚とは何か?「国籍の異なる男女間の婚姻」と定義することができます。

この定義によれば日本で中国人とフィリピン人が結婚した場合も国際結婚になりますが、ここでは一方が日本人、他方が外国人のケースを前提にお話しします。因みに外国人とは、外国籍を有する方のことではなくて、日本国籍を有しない方のことを言います。

国際結婚と言ったって、結婚は結婚でしょう。
あえて日本人同士の結婚(国際結婚ではない「結婚」)と分けて考える実益は、果たしてあるのでしょうか。

国際結婚にまつわる「手続き」は、日本人同士の場合とは異なります。
例えば、婚姻届を提出するときに添付する書類が異なります。また、外国人が配偶者の場合、「在留資格」の問題が生じることがほとんどです。

この2点が手続きの上では『要』になります。国際結婚手続きのご経験者の方々が口をそろえておっしゃる面倒くさくて、そして不安な部分です。したがって重要と言えましょう。

逆に、この2点の他に『国際』結婚を区別する実益はあまりないように感じます。

国際結婚が特別なのだということであれば、民法の第4編に国際婚姻に関する規定があってもよさそうですがそれは無い。ということは、「法の適用に関する通則法」や外国人配偶者の本国法、「出入国管理及び難民認定法」等に気を配るべきと言えます。

私どもACROSEEDは数カ月に一度、『国際結婚手続き・ビザセミナー』を開催し、ご好評をいただいております。
これは国際結婚として区別をするべき実益がある部分、言い換えれば日本人同士の結婚とは異なる手続きについて、セミナー形式でお伝えするものです。
このセミナーは、国際結婚を無責任に煽ったり、お勧めするものでも賞賛するものでもありません。有益な話題は提供しますが、ダークな「裏」技の類はありません。
 国際結婚のわかりにくい部分を知ることによって、わからないことから生じる不安を解消していただくのが目的です。

「国際結婚したことのない法律家が国際結婚する人の立場で考えるのは無理ではないか?」とおっしゃる行政書士も存在するようです。
しかし、国際結婚に限らず、結婚そのものに大変さやら何やらがあるわけで、相手が日本人であっても大変さはあるわけです。結婚をしていない弁護士が結婚した人の立場で考えるのは無理だから、結婚に関する訴訟は無理だと言うでしょうか?いや、結婚をしていない弁護士でもクライアントの立場で考えることは可能でしょう。
それとも国際結婚に関してだけは、結婚をしていないとクライアントの立場で考えられなくなるのでしょうか。国際結婚をすれば、急に法的知識や経験が増すとでもいうのでしょうか。

また、結婚相手が外国人ですと文化や思想、習慣はそれぞれに異なります。そうすると、単にフィリピン人と結婚しているからロシア人と結婚をする人の気持ちがわかるというものではないことに気づくと思います。国際結婚という同じ箱、グループに入れてしまえば何でも理解できるようなものではないでしょう。

国際結婚をしている者だからこそ見えるものがあると言うのであれば、それは否定しません
しかし、国際結婚をしたら在留資格や入管法が急にわかるようになるわけでもなければ、国際結婚をしていない人には在留資格や入管法がわからないものではありません。
むしろ、手続きに関しては感情移入を極力すべきではないと考えております。
誤解を恐れずに言えば、国際結婚にまつわる苦労話は、在留資格を考える上で百害あって一利なし。なぜならば、国際結婚には様々なケースがあり、決して十把一絡げに論ずることはできません。

出会いもしかり、交際の仕方もしかりで、国際結婚をするカップルの数だけ、ケースは存在します。

ご相談をいただいた方の中には、人のケースを聞いて自分とは異なるからと落胆したり、自分と似ているようで違うケースに踊らされたり、かえって不安になる方が多いのも事実です。
そこで、その方のお話をよく聞いたうえで、「あなたはそのケースとは似て非なる立場にいる。法律からみるとこうですよ」とご説明をさせていただく。
すると、霧が晴れたような表情にかわることがあります。

国際結婚の先輩の話が必ずしも自分に当てはまるものではない。

国際結婚の長続きの秘訣やら苦労話を知ることと、国際結婚する人の立場で考えることは同義ではないのは明らかです。想像力があれば、その人の立場で考えることは可能なのです。実際に「やってみなければわからない」のであれば想像力の欠如、無限にある個別具体的なケースに対応できないということになります。

国際結婚の長続きの秘訣やら苦労話をお教えすること、それは我々の役割ではありません。
手続きをルールに従って円滑に進めていただくサポートをすることこそが我々の役割です。
その為には、国際結婚に先入観を持つことなく、国際結婚をする人の立場を考えることこそが大切と考えます。

セミナーを通して、国際結婚にまつわる手続きを知っていただき、日本人同士の結婚とさほど変わらないレヴェルまで皆様の知識を引き上げていただきたい。

玉石混淆の情報の洪水の中、無用な心配を排除していただきたいと考えております。



【行政書士実務日誌・2月19日金曜日の朝の出来事】

朝一番に中国の男性クライアントからお電話をいただきました。
一昨日と違って声が明らかに弾んでいます。やはりと思いました。
口頭審理が終わった日から逆算するとそろそろかなと話していました。
「●さんのビザでましたよ」(中国人の方なので、ご主人と奥様の名字が違います。)

そのクライアントは中国人の男女ですが、ご相談を受けた時には既に、奥さんの方がオーバーステイになっておりました。
結婚手続きの準備をしていたところ、役所から入国管理局に通報され、入国管理局に収容されてしまいました。
実は、捕まる四日後に自ら入国管理局に出頭して申告するつもりでしたので大変気の毒でした。
自分から出頭して申告した場合、『在宅案件』になる場合が殆どです。
『収容』されてしまうのとは雲泥の差があります。
しかし、現実には「たら、れば」はありません。出頭していればと言うのは願望にすぎないのです。

収容された日
入管の方が来ているとご主人から一報が入りました。
「先生、入管の人が来ている・・・・。」
少し動揺されているようでしたが、入管の方に電話をかわっていただき、お話させていただきました。
本人は自ら出頭して報告する予定であったことをお伝えし、収容後は法律に従った手続(仮放免許可申請)により手続きを進めたいとお願いしました。入管の方もその点はご理解いただけたようです。対応は非常に紳士的でした。

ご主人とは一緒に面会に行ったり、色々と話をしてきましたが、今日の電話のトーンは違いました。
「結果として先生に頼んでいて良かった」と言われてうれしく感じました。

早速、他のクライアントの件で、手続きの上で参考になる経験談を聞くこともできました。これからも良い関係が築けたら良いなと思います。
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