ACROSEEDグループ・業務活動レポート
ACROSEED お客様 インタビュー 製紙業 A社(東京都千代田区)
ACROSEED お客様インタビュー
製紙業 A社(東京都千代田区)
海外アジアに本社を持つA社
人事・総務ユニット 総務マネジャーに聞く 『海外本社の意向を考慮した外国人雇用』
・A社は、海外アジアに本社を持つグループ企業の日本における販売会社であり、世界トップレベル製紙企業である。
・同社は、印刷・情報用紙、板紙、コピー用紙、文房具などの分野で、多様な紙及び板紙製品を提供している。
・同社は、東京本社のほか、国内に支店を配し、従業員数150名を有する。そのうち、外国人ローカルスタッフが3名だが、中国、インドネシア国籍のほか、インド国籍の外国人出向社員が増加傾向にある。
Q1
「御社では一般的に外国人留学生などを採用する外国人雇用とは異なり、海外からの出向社員が多いようですが…」
A1
「当社は中国に本社や主要工場がありますので、そちらから出向で来日する外国人スタッフが多数おります。ローカルスタッフもおりますが、当社の外国人スタッフのメインは、出向の外国人社員です。」
Q2
「直接雇用とは異なり、海外から出向社員を受け入れるにあたり、人事管理上、何か配慮していることや違いはありますか?」
A2
「当社では日本人スタッフやローカルスタッフの正社員としての契約とは異なり、契約社員として雇用しています。これは本社サイドの意向です。海外本社側では契約社員として労働契約を締結することはふつうなのです。当社はこの意向に従い、正社員とは区別しています。」
Q3
「正社員と契約社員では、契約期間の定めのありなしなどの違いがあると思いますが、貴社ではどのような違いがありますか」
A3
「契約期間の定めはあります。そのほかは賞与の取扱いが異なるほか、福利厚生の対象の違いもあります。そのため、契約社員の外国人の中には正社員を希望する者も少なくありません。そうしたときは本社の意向ということを伝えるようにしています。」
Q4
「一般的に外国人は文化や宗教が異なりますが、とくにインドネシアの外国人スタッフなどは貴社ではどのようなときに違いがありますか?」
A4
「インドネシアの外国人スタッフといっても、おもに華僑が多いのでイスラム教を強く信仰しているといったことは少ないようです。ただ、牛肉を食さないなどがあり、会議などでランチなどを配布するときは数種類のランチを用意したりします。また、ラマダンの時期は日中断食しています。ただ、夜になったらよく食べるようですよ(笑)。」
Q5
「日本で働く外国人の場合、キャリア志向が強いといわれたり適正な人事評価が必要といわれますが…」
A5
「当社の場合は本社で採用し、一定の使命や任務を負って来日することが多いので、当社でそうした外国人スタッフの評価は行っていません。
そのため、当社でキャリアパスを求めていないようです。ただ、そこが外国人スタッフの不安にもなっていることもあるようです。日本にくる外国人は基本的に日本語も話すことができますしとても優秀な人材ですので、日本国内で転職してしまうケースもあります。
人にもよりますが、やはり外国人スタッフの主張は激しいですね。
わたしたちはなるべく外国人スタッフの話しに耳を傾け不安を払しょくするように努めていますが、海外本社の人事の意向に従いますので正社員へ登用することや特別に処遇するようなことはしません。」
Q6
「貴社では短期ビザで来日する外国人も多いですね。」
A6
「中国台湾は短期滞在の査証が免除されているのでいいのですが、インドネシアや近年増えているインドなどでは、来日する都度、インビテーションレター(招へい理由書)を発行しています。
今後は中国やインドネシアの海外本社以外からも来日する外国人が増えてくると思います。
出向社員のほか短期滞在も含めて本社の意向でどれくらい増えるかはまだはっきりわかりませんが、コンプライアンスを重視し、外国人スタッフが日本でビザなどの不安を抱かないように管理していきたいと思います。」
製紙業 A社(東京都千代田区)
海外アジアに本社を持つA社
人事・総務ユニット 総務マネジャーに聞く 『海外本社の意向を考慮した外国人雇用』
・A社は、海外アジアに本社を持つグループ企業の日本における販売会社であり、世界トップレベル製紙企業である。
・同社は、印刷・情報用紙、板紙、コピー用紙、文房具などの分野で、多様な紙及び板紙製品を提供している。
・同社は、東京本社のほか、国内に支店を配し、従業員数150名を有する。そのうち、外国人ローカルスタッフが3名だが、中国、インドネシア国籍のほか、インド国籍の外国人出向社員が増加傾向にある。
Q1
「御社では一般的に外国人留学生などを採用する外国人雇用とは異なり、海外からの出向社員が多いようですが…」
A1
「当社は中国に本社や主要工場がありますので、そちらから出向で来日する外国人スタッフが多数おります。ローカルスタッフもおりますが、当社の外国人スタッフのメインは、出向の外国人社員です。」
Q2
「直接雇用とは異なり、海外から出向社員を受け入れるにあたり、人事管理上、何か配慮していることや違いはありますか?」
A2
「当社では日本人スタッフやローカルスタッフの正社員としての契約とは異なり、契約社員として雇用しています。これは本社サイドの意向です。海外本社側では契約社員として労働契約を締結することはふつうなのです。当社はこの意向に従い、正社員とは区別しています。」
Q3
「正社員と契約社員では、契約期間の定めのありなしなどの違いがあると思いますが、貴社ではどのような違いがありますか」
A3
「契約期間の定めはあります。そのほかは賞与の取扱いが異なるほか、福利厚生の対象の違いもあります。そのため、契約社員の外国人の中には正社員を希望する者も少なくありません。そうしたときは本社の意向ということを伝えるようにしています。」
Q4
「一般的に外国人は文化や宗教が異なりますが、とくにインドネシアの外国人スタッフなどは貴社ではどのようなときに違いがありますか?」
A4
「インドネシアの外国人スタッフといっても、おもに華僑が多いのでイスラム教を強く信仰しているといったことは少ないようです。ただ、牛肉を食さないなどがあり、会議などでランチなどを配布するときは数種類のランチを用意したりします。また、ラマダンの時期は日中断食しています。ただ、夜になったらよく食べるようですよ(笑)。」
Q5
「日本で働く外国人の場合、キャリア志向が強いといわれたり適正な人事評価が必要といわれますが…」
A5
「当社の場合は本社で採用し、一定の使命や任務を負って来日することが多いので、当社でそうした外国人スタッフの評価は行っていません。
そのため、当社でキャリアパスを求めていないようです。ただ、そこが外国人スタッフの不安にもなっていることもあるようです。日本にくる外国人は基本的に日本語も話すことができますしとても優秀な人材ですので、日本国内で転職してしまうケースもあります。
人にもよりますが、やはり外国人スタッフの主張は激しいですね。
わたしたちはなるべく外国人スタッフの話しに耳を傾け不安を払しょくするように努めていますが、海外本社の人事の意向に従いますので正社員へ登用することや特別に処遇するようなことはしません。」
Q6
「貴社では短期ビザで来日する外国人も多いですね。」
A6
「中国台湾は短期滞在の査証が免除されているのでいいのですが、インドネシアや近年増えているインドなどでは、来日する都度、インビテーションレター(招へい理由書)を発行しています。
今後は中国やインドネシアの海外本社以外からも来日する外国人が増えてくると思います。
出向社員のほか短期滞在も含めて本社の意向でどれくらい増えるかはまだはっきりわかりませんが、コンプライアンスを重視し、外国人スタッフが日本でビザなどの不安を抱かないように管理していきたいと思います。」
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